イギリスで働くために、ナショナル・インシュランス・ナンバー(National Insurance number)申請へ
先日、イギリスに来て初めてアルバイトをしました。
大学院の自分が所属しているプログラムがシンポジウムをするということで、先生が手伝ってくれる人を探していたので、良い経験になるかなと思いお手伝いを買って出たところ、なんとお給料が出たのです♪
てっきりボランティアだと思っていたので、ラッキー !
初めてのアルバイトとしても、大学の自分のシンポジウムのお手伝いなので特に緊張することもなかったし、良い経験になりました。
イギリスで働くには、ナショナル・インシュランス・ナンバーというものが必要になります。イギリス人は16歳になると自然に発行されるので、申請が必要なのは必然的に外国人だけとなります。
日本でいうマイナンバーと同じで、この番号に収入や納める税金などが紐づけられているので、収入がある=ナショナル・インシュランス・ナンバーが必要、ということになります。
アルバイトは急遽決まったので、これがないと働けないのかなと心配しましたが、申請前でも働くことは可能です。取得後に、勤務先に届け出ればOKとのこと。
NHSの代金はビザ申請時に既に払っているのですが、これも給料から引かれるそう。二重に払わないといけないなんてちょっと腑に落ちませんが、どれだけ引かれるのでしょうか・・・?
National Insurance number 申請方法
電話申請
まずは、電話でナショナル・インシュランス・ナンバー申請を申し出ます。ウェブ申請は残念ながら出来ません。
Tel: 0800 141 2075 もしくは 0800 141 2438 へ
受付は、平日の8時から18時の間ですが、念の為こちらのウェブサイトをご確認下さい。
私は、対面での英語ならなんとかなるのですが、電話はとても苦手なのでドキドキしながら電話しました。混んでいてなかなか繋がらなく、20分ほど待たされましたが、なんとか言いたいことは伝えることができました。
申請の電話をかけるのはほぼ外国人なので慣れているのか、係りの方も辛抱強く対応してくれました。
準備しておくもの
- パスポート
- 住所
- 電話番号
- メモ用紙とペン(申請番号と面接の場所、日時を言われるので、控えるため)
面接は、最寄りのジョブセンターで行われますが、リーズのジョブセンターは混んでいるのか、10月4日に電話をして、11月15日の面接が最短だと言われました。
面接
持っていくもの
・電話の際に発行された申請番号
・パスポート
・BRPカード
・住所が確認できるもの(免許証、公のレターなど)
ジョブセンターに予約の10分ほど前に到着し、受付を済まして中に入ろうとしたところ、面接を受ける人しか建物に入ることが出来ませんでした。私はパートナーと一緒に行ったので、彼は外で待つことに・・・。セキュリティーが結構しっかりしています。
待合室に入って、再度受付を行い待機場所に行くと20人ほどの人が。結局、1時間以上、待たされて面接へ。BREXITで移民の人たちがどうなるのか話題になっていますが、今のところ変化はないような印象を受けました。
面接自体は特に難しいことを聞かれることはなく、20分程で終わります。
聞かれたこと
- 住所
- 名前
- 生年月日
- イギリスに入国した日
- 結婚しているか
- 過去に3ヶ月以上イギリスに住んだことがあるか?(ある場合はいつからいつまでと、住所を聞かれます)
- 雇用主名と住所
- 仕事の内容
担当の係りの方が書類に記載してくれるので、最後に内容を確認してサインをしたら終了です。
ナショナル・インシュランス・ナンバーは6週間後くらいに、レターでお知らせしますとのこと。発行されたら、その番号をアルバイト先の大学に伝えて完了です。それまで、私の給料は保留になるのかちょっと気になるところですが。
※ ナショナル・インシュランス・ナンバーを取得すると、税金を払わないといけませんが、1つだけいいことがあります。
通常の銀行口座を持つことが出来ると、ISAという口座を作ることが出来、一定額まで利息が非課税になる上、利息が普通口座よりもちょっとお得です。